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Acoustic guitar playing comparison【FG-120F】【W-25】【PR350】【MG-705】【D-28】

Acoustic guitar playing comparison【FG-120F】【W-25】【PR350】【MG-705】【D-28】〜アコースティックギター弾き比べ〜

EFFECTORPRESSからのお知らせ

みなさん御機嫌如何でしょうか。
思い出したように登場する編集長です。

エフェクターを心から愛する皆さんはアコースティックギターは好きですか?
編集長は実はアコースティックギターもエフェクターと同じくらい大好きなのです。

どれくらい好きかと申しますと、夜な夜な更新される某アコースティックギター専門店のYouTube動画を見ては、
「あーこれは買えないなー」とか「あーこれはそのうち…」などとあれこれと妄想を膨らませるくらい大好きなのです。

編集長も長いギター歴の中で色々とアコースティックギターに触れてきたのですが、改めてそれぞれのギターがどの様に鳴りが違うのか、
自分の好みはどのようなものなのかを知りたくなり、動画にまとめてみることにしました。

Yamaha FG-120F

まずは一本目、Yamaha FG-120Fになります。
こちらは編集長が高校生の頃に親戚のお姉ちゃんから頂いた記念すべき一本目のギターでして、製造は70年代中盤だと思われます。
当時はギターのこともよくわからないので、とにかく弦高が高くて弾きにくいなーというくらいでちょこちょこ触っていたのですが、
その後しばらくしてエレキギターを入手したのでそこからあまり弾くこともなく、そのままほったらかしておりました。
エフェクタープレスのブログでもご紹介しましたが、色々と調べてみるとどうもネックが元起きしているらしい、ということで
修理するのも微妙なので自分でなんとかすることに。
きちんと修理できたのかは謎ですが、ネックの元起きも大分解消されて随分弾きやすくなりました。
サドルとブリッジピンは牛骨に交換しています。
こちらのモデルはドレッドノート型ではなく少し小ぶりな000タイプなので、軽くて取り回しは素晴らしく良いですね。
製造から40年以上経っていることもあり木がよく乾燥しているからなのか、個人的には良く鳴り、とにかく音がでかくワイルドな印象です。

Morris W-25

2本目のこちらは編集長所有ではなくキャップ所有のものなのですが、ペグが外れてしまって弾くことが出来ない状態とのことで
編集長にリペアの依頼がありリペアした個体になります。
こちらも70年代の製造のようですね。
塗装も所々剥げてしまっていたり、タバコの焼けた跡?のようなものもありなかなかワイルドな外観です。
音の方は外観とは異なり割とおとなしめな印象で、あまり暴れたりということもない気がしました。

Epiphone PR350

こちらは編集長が20代の時にどうしても宅録で必要になり、なけなしのお金をはたいて買ったギターになります。
当時手元にFG-120Fもあったのですが、弦高が高すぎて弾く気がしなかったので最寄りの島村楽器で購入しました。
当時確か2万円くらいの超安い価格帯のモデルで、Epiphoneだからまあいいか、くらいの気持ちで購入した気がします。
こちらはピックアップ内蔵でアンプに繋いで演奏できるエレアコになります。
改めて聴いてみるとなかなかチープな音がする気がしますが皆さんどうでしょうか。
弦に触れるサドルとナット、ブリッジピンを交換すれば大分音も変わる気がするのでそのうち交換したいですね。

Morris MG-705

こちらはMorrisの50周年記念モデルで、暫くギターを購入していなかった編集長が「アコギでも欲しいなー」とか考えていたら
たまたま良いタイミングで発売されて、50周年モデルならそこそこいいものだろうという印象だけで購入したギターになります。
いわゆるドレッドノート型ではなくてちょっとGibsonギターを彷彿させる感じですが、
こうやって聴いてみると5本の中では一番シャリシャリしてギター弦のスチールの音がするなという気がします。
W-25と同じく割とおとなしめな印象ですね。
こちらはサドルとブリッジピン牛骨に交換しているのですが、そのうちナットも牛骨にしてみたいです。

Martin D-28

最後に登場するのは皆さんご存知Martin D-28です。
某アコースティックギター専門店のYouTubeチャンネルを見て勉強していたので、いつかはMartinのギターが欲しいなーくらいに考えていたのですが、
たまたま見たヤフオクで編集長の生まれ年生産の同い年のこちらの個体が出品されていたのを見つけてしまい、
大蔵省を口説き落として落札した逸品になります。
届いてみての感想は「なにこれ新品みたい」でした。
純正のブルーのハードケースを空けた瞬間おじいちゃんの家に包まれたのですが、とにかくほとんど傷がない。
製造から50年近く経った個体にしては綺麗すぎるし、弾いてみても全くなっている感じがしないのです。
あちゃ~やっちゃったかなー、とか思いながらとにかくピックガードが剥がれているのとナットがおかしなことになっているのでとにかくリペアせねばということで
愛媛県在住のギタールシアー塩崎さんを訪ねて聴いてみたところ「これ、新品のD-28の音がする」とのこと。
やはりほとんど弾かれずにしまわれていた個体なのかもしれません。
弾けないまでではないものの弦高が高く、せっかく手に入れたのだから完璧な状態にしたいということで
またもや大蔵省に掛け合いネックリセットも行っていただき、ナット、サドルも交換してもらい完璧な状態になりました。
音の方は流石に粒の揃ったサウンドでまとまり感は他のギターとは全く違いますが、鳴りという意味ではまだまだといった印象です。
50年近くほとんど弾かれずに眠っていたのなら今頃ガンガン弾かれてびっくりしているのかもしれません。
トータル金額では今まで編集長が手に入れたギターでは最高金額になりましたが、これからどのように成長していくのか大変楽しみなギターです。

まとめ

アコースティックギター弾き比べ、いかがだったでしょうか。
エレキギターとエフェクターも大変魅力的ですが、アコースティックギターの持つ木本来の響きはとても魅力的で、個体ごとの違いもわかりやすく面白いと感じます。
特にジャパンビンテージはハードオフやヤフオクなどで安く手に入れることができるので、自分でリペアして愛用するのも楽しいと思いますよ。
それでは皆さん、良きエフェクターライフを!

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