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エフェクター画像 JHS Pedals Firefly

JHS Pedals "Firefly"

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1965年、“Tone Bender”と呼ばれるファズペダルがロンドンの楽器店にて販売されました。木製筐体のプロトタイプに始まり、Sola Sound名義で発売されたモデルまで、後に“Mk I”と呼ばれることになるこの最初の“Tone Bender”は、ロンドンのミュージシャンの間で瞬く間に広まりました。
1969年、Sola Sound名義の最後期のころになると、本家モデルや数々のOEMモデル、さらにコピーモデルなど、膨大なバージョンとバリエーションのトーンベンダーが溢れるようになります。
最初に開発された“Tone Bender”は、アメリカメイドのファズペダル“Gibson Maestro Fuzz-Tone”に対する英国流の解釈によるものだと言われます。そして、このペダルの音は60年代に全米を席巻したブリティッシュインベージョンへとつながることになります。
“Tone Bender”は数々の偉大なギタリストが手にし、またVox、Jennings、Colorsound、JMIと、現在に至るまで多くの復刻モデルやクローン、コピーモデルが制作されています。Fireflyは、JHS Pedalsならではのスタイルで、このクラシックな3トランジスタのゲルマニウムファズ回路を解釈したモデルです。伝説のトーンベンダーサウンドを継承し、さらに現代的なニーズに応えた改善を行っています。

FireflyにはVolume、EQ、Fuzz、Biasノブがあります。Volumeはスタンダードなマスターヴォリュームです。Fireflyは非常に高いヘッドルームを備えているため、ブーストとしてもお使いいただけます。
EQは独特で、右に回すほどファットなトーンとなります。ハイカットやローカットだけのコントロールではなく、音の太さを調整するようなノブです。
Fuzzコントロールはシンプルに歪みの強さを調整し、シグナルにダートさを加えます。
Biasノブは、JHS Pedalsのヴィンテージファズ回路の定番の1つです。このノブを使うことで、内部のAC128トランジスタのマッチングを調整し、欲しい音の出る電圧へと微調整できます。Biasノブを左に回せばラウドでパワフルなトーンとなり、右に回せばダーティで飽和感の強い音色となります。また、このコントロールはゲルマニウムトランジスタに起こる環境変化に対応するための微調整として使うことが出来ます。ゲルマニウムトランジスタは構造上、気温や湿度などの変化に左右されるため、今使用している環境に合わせたセッティングを作るため、Biasノブが有効です。

さらに、Fireflyでは内部の極性を変えることにより、クラシックなファズ回路を現代のスタンダードであるセンターマイナスDC9Vアダプターで駆動させることができるようになりました。

Fireflyは、60年代後期の“Tone Bender MkIII”へのトリビュートです。クラシックファズのファンであれば、そしてユニークな、タッチセンシティビティでレスポンシブルでリッチなトーンのゲルマニウムファズを求めていれば、Fireflyは最適です。
ファズはパワフルで、ブルースやロックさらにヘヴィグラインディングディストーションまで、幅広いジャンルで使えるエフェクトです。

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