LUNA SEAのギターはすぎーぞー!!SUGIZO特集!!
2020.09.10 アーティスト特集アーティストの出している音を使っているエフェクターから紐解いていくアーティスト特集、今回はギタリストSUGIZO氏の紹介です。
来歴
SUGIZO氏はLUNA SEA、X JAPANのギタリスト、作曲家であり、ソロ活動も行っています。
LUNA SEAは結成30周年を迎えるヴィジュアル系バンド。X JAPANはそのヴィジュアル系というジャンルを生み出したバンドであり、そのどちらもが現在もアリーナ、ドームクラスの会場でライブ、ツアーをしている人気絶大なバンドです。
NO MORE NUKES PLAY THE GUITARというアルバムを出し、また社会的な活動もしていたり自身が好きという事を公言しているラーメン屋「天下一品」でポスターが飾られていたりと、様々な(?)活動をしています。
使用エフェクター
Free The Tone RM-1S Ring Modulator
SUGIZO氏といえばリングモジュレーターです!
リングモジュレーターとはざっくり言うと音程感がなくなってカオスな音になるエフェクターです。ですが、その特性を掴み手懐けてやればバンドサウンドに埋もれない前に飛ぶ音になります。SUGIZO氏はもっぱらギターソロなどのリード時に使っており、その音はパッと聴いただけで「あ、SUGIZOの音だ!」となるシグネイチャートーンです。
このエフェクターは自身も多く愛用しているエフェクターメーカー”Free The Tone”と共同開発をしたものです。その昔、同メーカーの代表 林氏がまだ Providence というメーカーにいた時開発(1998年)したカスタム・リングモジュレーターを愛用していたSUGIZO氏の要望により再カスタムしたものがこのエフェクターであり、初めてSUGIZOシグネイチャーエフェクターとして発売されたものであります!
Free The Tone SILKY COMP
このエフェクターもFree The Toneのものであり、コンプレッサーです。 このエフェクターはスタジオ用機材を多く手がけ、世界的に評判の高いメーカー”Neve Electronics” のスタジオコンプレッサー”NEVE 33609”のサウンドを元に作られ、そこに独自の特別な基盤制作法が重なりその名の通りSILKYなサウンドを作ることに成功したエフェクターです。
このエフェクターの特徴は”原音を全く損ねず、コンプとしての効果を発揮すること”であり、強くかけてパコパコとした音を出すことも可能且つすごく自然なかかりで留めることも可能です。
Free The Tone GIGS BOSON GB-1V
このエフェクターは2012年に発売されたFree The Toneの初のエフェクターであり、オーバードライブです。そのGIGS BOSONという名前は宇宙の分野においてビッグバンや宇宙誕生の大きな要因となった”Higgs Boson”(ヒッグス 粒子)と演奏という意味のGIGをかけたものです。その名前の繋がりからヒッグス粒子の発見者、Peter Higgs氏の息子でありジャズギタリストのJonny Higgs氏もこのエフェクターを愛用しています。
SUGIZO氏はこのエフェクターに「今、最も信じている音。これが、俺の秘密の音」というコメントしており本人もLUNA SEA,X JAPANのライブで使用中です。
このエフェクターの特徴はINPUT Zスイッチにありこれは入力のインピーダンスを1MΩ,100kΩを切り替えることができるものです。そしてこのスイッチはエフェクターがオフの状態でも機能するものでありこのエフェクターを通しているだけでトーンをを補正する効果があるものです。
Free The Tone TRI AVATAR TA-1H
さらにFree The Toneからのエフェクターの紹介です。このエフェクターはトライコーラスとなっており3系統のコーラスをかけられるエフェクターです。
トライコーラスといえば80年代 Michael Landau や Steve Lukather に代表される数々のスタジオミュージシャンが使用しており、あの当時の数々のヒットソングで聞ける音です。そしてこのエフェクターはそんな当時人気を極めていたトライコーラスの低音域の音像のボヤけやピッチのズレなどのいくつかの問題点をアナログとデジタルの融合によって解消した全く新しいコーラスエフェクターなのです。
さまざまな音を出すことができるのが特徴で、いわゆる普通のコーラスエフェクターのような音を出すことも出来ればトライコーラスにしか出すことのできない左右の空間の広がりを重視した音を出すこともできます。
Free The Tone FLIGHT TIME FT-1Y
さあディレイエフェクターの紹介です! このエフェクターはコンパクトエフェクターながらラックタイプの高品質のディレイに匹敵するものを作るためにできたエフェクターでありさまざまなディレイエフェクターを扱ってきたSUGIZO氏をも唸らせたものです。そしてこのエフェクターは世界初の機能を2つ搭載しておりそれは”リアルBPMアナライザー機能”と”ディレイタイム・オフセット機能”です。リアルBPMアナライザーとはTAP入力したBPMと実際に演奏されているBPMの誤差を自動で修正してくれる機能であり、ディレイタイム・オフセット機能とは設定したBPMに対して任意の数値ズラすことができ、前ノリ、後ろノリをディレイで表現できる機能です。
音はまさに高品質なデジタルディレイといったように出した音をそのまま返してくれる事、そしてハイパス、ローパス、モジュレーション、フェイズ機能を駆使してその音を変幻自在に操ることができるためこういったディレイに求める機能をほぼ備えている印象だ。ちなみにプリセット保存できる量も最大99個と破格であります。
ちなみにFT-2Yという新たな機種が出ているのでそれもチェックしてみて下さい!
まとめ
アーティスト特集 SUGIZO いかがでしたか。蓋を開けてみれば全てFree The Toneの製品だったわけですがそれもそのはず代表の林氏はSUGIZO氏のギターシステムを構築されている方なのです! なので、Free The Tone製品を手にいれる事がSUGIZO氏の音を出す事に最も繋がると思いこの5機種を紹介させて頂きました。
この記事がみなさんの今後の音楽ライフに 少しでも役立つ事を祈っています!