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イタリア出身のロックバンド「Måneskin」特集!

イタリア出身のロックバンド「Måneskin」特集!

アーティスト特集

今回は世界のロックファンから熱い支持を得ている、イタリアはローマ出身の4人組バンド、「Måneskin/マネスキン」をご紹介します。

わたしがマネスキンを知ったのは2021年の12月頃で、YouTubeで初めて観たときは楽曲とパフォーマンスに魅了されたことを覚えています。
ダミアーノ(vocal)の存在感、巻き舌での歌唱、ラップ調の楽曲、派手なステージ衣装など、久しぶりに新しいロックバンドに出会いテンションが上がりました。

アメリカでもイギリスでもなく、イタリア出身のバンドであるとの事実にも軽い衝撃を受けたあの日。
そんな、今最も熱いロックバンドといっても過言ではないマネスキン。
今年はSUMMER SONIC2022への出演のため初来日します。まだ知らない人のためにも、この機会にマネスキンの実態に迫ってみたいと思います。

目次

Måneskin/マネスキン

メンバー

・ダミアーノ・デイヴィッド(ボーカル)/1999年1月8日生まれ(23歳)
・ヴィクトリア・デ・アンジェリス(ベース)/2000年4月28日生まれ(22歳)
・トーマス・ラッジ(ギター)/2001年1月18日生まれ(21歳)
・イーサン・トルキオ(ドラム)/2000年10月8日生まれ(21歳)

マネスキンは、2016年にイタリア・ローマで結成された男女4人組バンドです。
バンド名の「Måneskin/マネスキン」は、デンマーク語で「月光」を意味し、イタリアとデンマークのハーフであるヴィクトリアの提案によりマネスキンに決定します。
バンドの平均年齢は21歳と若いにも関わらず、ロックシーンを賑わす存在です。

来歴

バンド結成当初はストリートライブを行っていたマネスキンですが、2016年に地元開催の高校生音楽コンテスト「パルス」に参加し、初参加ながら見事に優勝します。そして、転機を迎えたのが2017年。音楽オーディション番組「第11回 X FACTOR ITALY(エックス・ファクター・イタリー)」に出演し、2位を獲得します。

番組出演をきっかけに知名度も上がり、2017年12月に初のEP「Chosen/チョーズン」を発表します。カバー曲も数曲収録されていますが、初のEPで多くのファンを獲得したことは間違いないでしょう。
翌年の2018年10月には、初のスタジオアルバム「Il ballo della vita/イル・バッロ・デッラ・ヴィータ」をリリースし、アルバムはダブルプラチナを獲得します。

2018年から3年後の2021年3月、新たに8曲が収録された2ndアルバム「Teatro d’Ira- Vol.1/テアトロ・ディーラ」をリリースし、同アルバムの収録曲「Zitti e buoni/ジッティ・エ・ブオーニ」は大ヒットとなります。

この勢いのまま、2021年3月にイタリアで最も権威のある音楽祭「サンレモ音楽祭2021」に出演し、ここでも優勝に輝きます。
さらに勢いは増し、2021年5月にはヨーロッパ最大の音楽の祭典「ユーロビジョン・ソング・コンテスト2021」でも優勝。ユーロヴィジョン・ソング・コンテストでイタリアのアーティストが優勝するのは31年ぶりの快挙です。

コンテストでの優勝を機に「Chosen/チョーズン」に収録されている「Beggin’/ベギン」がTikTokを中心に世界的大ヒットを果たし、ストリーミング総再生回数が11億回を記録します。半端ない再生回数はいわゆるZ世代の影響が大きいと言えます。

その後、「MTVヨーロッパ・ミュージック・アワード 2021」でも最優秀ロック賞を受賞し、2021年に最も優れていたロックアーティストに選ばれています。

結成して5年ほどで権威あるコンテストで優勝に輝き、最優秀ロック賞を受賞するまでに躍進したマネスキンは、満を持してSUMMER SONIC2022への出演のため初来日します。
8/20に東京、8/21に大阪で出演予定なので、機会がある人は是非参戦してきてください。



音楽性/特徴

最優秀ロック賞を受賞したマネスキンは、どのようなアーティスト(音楽)に影響されてきたのかをチェックしたいと思います。
メンバーが影響を受けたアーティストは、ブルーノ・マーズ、アークティック・モンキーズ、フランツ・フェルディナンド、デヴィッド・ボウイ、ハリー・スタイルズ、ニルヴァーナ、レディオヘッド、エアロスミス、ザ・ローリング・ストーンズ、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、U2、R.E.M.など、挙げればきりがありません!
ロック、ファンク、ラップ、レゲエなどの要素を持つ楽曲は、数多くのアーティストの影響を受けているんですね。
新曲「SUPERMODEL」はレッド・ホット・チリ・ペッパーズのようなノリをイメージしたと本人たちが発言しているように、ルーツを辿ると面白いものです。

楽曲だけでなく、ルックスやパフォーマンス、ステージ衣装も魅力的なマネスキン。
当然ながら大物アーティストの目にも留まり、2021年にはローリング・ストーンズのラスベガス公演のオープニングアクトにも抜擢されます。
(プリンス、レニー・クラヴィッツ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズなどと同じ!)
イギー・ポップともコラボするなど、名だたるアーティストからも注目されています。

2023年には延期されていたヨーロッパ・ツアーが開始され、ロンドン、パリ、ベルリンなどの主要都市で公演する予定です。
初のEP「Chosen/チョーズン」や初のスタジオアルバム「Il ballo della vita/イル・バッロ・デッラ・ヴィータ」では軽快なサウンドでしたが、2ndアルバム「Teatro d’Ira- Vol.1/テアトロ・ディーラ」ではヘヴィなサウンドで表現しているマネスキン。
気が早いかもしれませんが、3rdアルバムにも期待です。

まとめ

まとめまでに力を使い果たしたので、最後にダミアーノのユーロビジョンの優勝スピーチを掲載して終わりにします。

「ロックンロールは決して死なない」

それではみなさん、よきマネスキンライフを!

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