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ブルースの申し子!クリストーン“キングフィッシュ”イングラム特集!

アーティスト特集

みなさん、こんにちは!ルーキーです。
ギターの練習のために爪を切ることは欠かせませんが、気付けば深爪になっているという日常から脱却しなくてはと思う日々を過ごしております。

さて、今日は気になるアーティストを特集でご紹介するコーナーとして、ブルースの申し子、「クリストーン“キングフィッシュ”イングラム」をご紹介します。

わたしがキングフィッシュを知ったのは昨年なのですが、今年に入ってあらためて映像を見たり音源を聞いたりしている内に見事にハマりました。

ブルースを語れるほどの知識は持ち合わせておりませんが、ギターサウンドと歌声にやられたというのが率直な感想です。

ローリングストーン誌やブルース界の大御所バディ・ガイなども絶賛しており、ブルース界の先頭を走るギタリストに間違いなしということで、キングフィッシュが奏でるサウンドに迫ってみたいと思います。

キングフィッシュを知っている方、知らなかった方もこの機会に彼のドライブサウンドを聞いてみてください。

目次

来歴

生年月日 1999年1月9日 名前 Christone Ingram
読み方 クリストーンイングラム 出身 アメリカ合衆国ミシシッピ州クラークスデイル

キングフィッシュの出身はミシシッピ州クラークスデイルです。クラークスデイルと聞けば、伝説のブルースマンロバート・ジョンソンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

出身地からして何か「持っている」感じが漂う気がします。というかなんとまだ22歳です!

キングフィッシュは5歳の時に観た「マディ・ウォーターズ」のドキュメンタリー映像をきっかけにブルースの世界に足を踏み入れます。

最初に始めた楽器はギターではなくドラムで、その後ベースを弾くようになりベースからギターに転向し、11歳でギターを始めます。

ギターを始める前にドラムとベースを経験しているので、リズム感などはその時に養われたのかなと思います。

そうした中、12歳の頃に地元にある“デルタ・ブルース・ミュージアム”でレッスンを受けて、ブルースのスタイルを学ぶようになります。

“キングフィッシュ”という名前もデルタ・ブルース・ミュージアム時代に授かったものです。

2014年にはデルタ・ブルース・ミュージアム・バンドとしてホワイトハウスで演奏をし、ミシェル・オバマから賞をもらうなど注目を集めました。

その後、2019年に名門レーベル、アリゲーター・レコードから1stアルバム『Kingfish』でデビューを果たし、2021年7月には2ndアルバム『662』を発表します。

『662』はデビュー作を上回る作品として高い評価を受けており注目度は高まるばかりです。


使用ギター

・Peavey T-60
・Custom Tele-Paul built by Michael Chertoff
・Fender Player Stratocaster
・Fender Vintera 50s Stratocaster
・Fender American Professional Telecaster Deluxe ShawBucker
・Fender H.E.R. Stratocaster
・Fender Starcaster Modern Player reissue

演奏する曲によって複数のギターを使い分けしているようです。やはりヘヴィな曲にはハムバッカーがいいとのこと。

あと余談ですが、いつも思うことがありまして、何本ものギターを持っている人をみると自分の好きなギターに囲まれた生活もいいなと思う反面、地震の恐怖からは逃れられないので大変だなと。

SNSでは地震が生じる度に恐怖に怯えるギタリストを目にしますが、まだ1本しか持っていないわたしですら同感です。身の安全の確保と同時にギターのことも意識するのはあるあるでしょうか。

使用エフェクター

こちらの動画で本人が使用エフェクターを紹介しています。使用しているエフェクターの種類は多くはありませんが、ピッキングのアタックでサウンドをコントロールするようです。

今回の記事では3つピックアップしてご紹介しますので、他に使用しているエフェクターについてはこちらのページからご確認ください。

MXR “M294 SUGAR DRIVE”

まず一つ目がM294 SUGAR DRIVEです。ドライブサウンドの核となるエフェクターです。
「Klon Centaur」をベースにつくられたエフェクターですね。ミニサイズではありますが出力も大きめなのでサウンドが前に出てきます。

個人的に音源は車の中で爆音で聞くことが多いので身体中に響き渡ります。

WAY HUGE “Aqua Puss”

二つ目はAqua Pussです。透明感のあるクリアなサウンドですね。キングフィッシュの表情がディレイの広がりのあるサウンドを物語っているように思えます。

ギターを顔で弾くアーティストってやっぱり惹かれちゃいますね。見ている方も勝手に身体が動いてしまうのはわたしだけでしょうか。

JimDunlop “CBM95 Cry Baby Mini Wah”

三つ目はCBM95 Cry Baby Mini Wahです。ソロを弾く時にも使用していますがワウを使うことでプレイヤーの感情がのってきますよね。奥が深いエフェクターではあるものの、聞いている方も感情が高ぶってきます。

ワウを使用した曲でいえば、ジミヘンのVoodoo Child (Slight Return)なんかはとても有名ですね。

まとめ

ここまでキングフィッシュについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

アルバート・キングを感じさせるプレイスタイル、フレディ・キングばりの表情、そして、B.B.キングのような貫禄のあるボディ。

3大キングの要素を持ち合わせた、“キングフィッシュ”と呼ばれるには相応しいアーティストだと思います。まだ22歳と若いのでこれから年齢を重ねるにつれて、どんなアーティストになっていくのか大変楽しみです。

今回の特集で少しでもブルース、キングフィッシュのよさが伝わればうれしい限りです。好みもあるとは思いますが気に入った方はぜひ音源もチェックしてみてください。

今回は初めてのアーティスト特集ということで記事を書かせていただきましたが、音楽をことばで表現するのは難しいなと感じました。

淡々と時系列で紹介するだけでは書き手の想いがない内容になるので、やっぱり無味というか。主観的な部分と客観的な部分とのバランスが大事になるのかなと考えながら手を動かした次第です。

まぁ、あんまりあれやこれやと考えすぎるのもよくないことかもしれませんので、これからもみなさんと一緒に楽しめるようにわたしなりに工夫していきたいと思います。

それでは、よきエフェクターライフを!

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