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トランスペアレント系オーバードライブ特集!

エフェクター紹介

みなさん、こんにちは。ルーキーです。
12月に入り一段と寒さが増してきておりますが、お鍋がおいしい季節なので、熱さで寒さを封じたいと思いながら日々過ごしております。

さて、今回はトランスペアレント系オーバードライブの特集です。
ときどき耳にはしていましたが、あまり気にすることがなかったので正直スルーしておりました。

ただ、EFFECTORPRESS編集部の一員として、それではいかんなと思い、今回特集を組むことに。

どのようなエフェクターがトランスペアレント系オーバードライブと呼ばれているのか。
「横文字」の世界をのぞいてみたいと思います。
それでは始めていきましょう。

目次

概要

トランスペアレントの言葉の意味は「透明感を感じる歪み」と言われています。
味付けが少ない、アンプとギター本来の音を変化させない、アンプ感を損なわないなどが特長のペダルです。

高域と低域のレンジが広く、いわゆるTS系などのエフェクターとは異なります。
ブースターとしての使用が多いようですが、ゲインを下げるとクリーンのようなサウンドも出すことができ、歪が強いものであればメインエフェクターとしても使用できます。

代表機種

では、ここからはトランスペアレント系オーバードライブの、代表機種とされるものをいくつかご紹介していきます。

Paul Cohcrane/Timmy Overdrive

まずはじめは、Timmy Overdriveです。
トランスペアレント系オーバードライブの先駆けとして有名なペダルです。

ギターアンプが本来もっているサウンドを変化させることなくブーストできます。
Timmy Overdriveはカット式のトーンコントロールにより、高域や低域をカットすることでナチュラルな歪みを得ることができます。

MXR/CSP027 Timmy Overdrive

Paul Cohcraneとのコラボレーションモデルです。
先にご紹介したTimmy OverdriveをMXRのミニ筐体にサウンドごとギュッと詰め込んだペダルです。
シチュエーションに合わせて3種類のクリッピングから1つを選択できます。

値段も比較的に安価なので、トランスペアレント系オーバードライブを試したい方にはちょうどいいのではないでしょうか。

Vemuram/Jan Ray

Vemuramを代表するペダルです。
60年代のBlackfaceFenderアンプのパンチの効いたクリアなトーンを再現するように設計されました。
クリア=透明感。

レスポンスのよさとコシのある出音が魅力的です。

Mad Profsessor/Royal Blue Overdrive

チューブアンプのようなハードアタックのクランチサウンドを作り出すことができます。
フィルタリングを極限まで抑えたことで、透明感のあるオーバードライブを実現します。

JHS pedals/Morning Glory

Masrhall Bluesbreakerを元に作られたペダルです。
ストラトキャスタータイプ、レスポールタイプどちらでも、Morning Gloryを体感できるようになっています。
現在の最新版は、Morning Glory V4です。

Electro Harmonix/Crayon

味付けが少なくブースターとしても優秀なペダルです。倍音成分を含んだ厚みのあるサウンドが持ち味です。
こちらのペダルもトランスペアレント系オーバードライブとしては手にしやすい価格帯です。

まとめ

「透明感のある歪み」との言葉がどのようなサウンドであるか、お分かりいただけましたでしょうか。

わたしは早々に言葉の意味が理解できなかったのですが、サウンドを聞くことで言葉の意味がある程度理解できるようになりました。

まだ一度も試されたことがない方は、ぜひ楽器屋さんに行って実機を弾いてみてください。
ご自身で「透明感のある歪み」を体感してもらえればと思います。

使い方は人それぞれですが、トランスペアレント系オーバードライブと他のオーバードライブを2つ重ねて使用してみるのもいいと思います。
透明感のある歪みをどのように使うかはあなた次第です。

それでは今日はこのあたりで。
みなさん、よきエフェクターライフを!

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