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KID-Aのギターのtricot!キダモティフォ特集!

アーティスト特集

今回は今最も注目されている女性ギタリストの一人、tricotのキダモティフォさんについて紹介します!

tricotとは

2010年に滋賀と京都出身のメンバーで結成された4人組ロックバンドです。元々はギター・ボーカルの中嶋イッキュウさん、ギター・コーラスのキダモティフォさん、ベース・コーラスのヒロミ・ヒロヒロさんの3人に、サポートドラムを入れたガールズバンドとして活動していました。一時期ドラマーのkomakiさんが加入していましたが脱退し、その後2017年に奈良出身の吉田雄介さんが正式にドラムス担当として加入しました。自主レーベル「BAKURETSU RECORDS」を立ち上げインディーズとして活動していましたが、2019年にavex/cutting edge内にプライベートレーベルを立ち上げメジャーデビューを果たしました。結成から現在までにアルバム(ミニアルバム含む)7枚、EP2枚、シングル9枚をリリースし、国内でのツアーはもちろん、海外でのツアーも成功させるなど国内外問わず精力的に活動しています。

tricot Official Website

キダモティフォとは

先に紹介した通り日本のロックバンド「tricot」のリードギター・コーラス担当です。「tricotと言えば変拍子」というほど変拍子を多用した独特なリズム展開とオシャレなコード進行で他にはない唯一無二のバンドだと思います。tricotの楽曲制作はメンバー全員でセッションしながら作るそうですが、それらの楽曲の元となるリフを作っているのがキダさんです。家で作ったものを持ち込むこともあるそうですが、その場の気分で出てきたリフを使うことが多いそうです。「どうしたらこんなフレーズが思い浮かぶんだろう?」というくらい、不思議で独特なメロディーに一度聞くと癖になってしまいます。そんなセンスの良さと器用さを武器にtricotというバンドの土台を作っている大黒柱ともいえる存在だと思います。
またライブでのパフォーマンスも圧巻です。今でこそ男性メンバーも加わりましたが、ガールズバンド時代からライブでのスタイルは変わらず、髪を振り乱して激しくギターを掻き鳴らす姿は本当に格好良くて、男性女性問わず惹きつけられてしまいます!

使用楽器

ギター工房Altero Custom Guitarsにオーダーした工房オリジナルのストラトキャスターモデル“Astra KID-A”をメインで使っています。フロントポジションとミドルポジションの2ピックアップ仕様、カラーはシースルーホワイトです。ピックガードが茶べっ甲でとてもおしゃれです。

使用アンプ

主にFenderの「Twin Reverb」を使用しています。「ベルサウンド」と形容されるほど美しく澄んだクリーントーンが特徴のギターアンプです。海外でのツアーでも現地でレンタルして使用する程愛用しているようです。

使用エフェクター

2014年時点

VAHLBRUCH / Jewel Drive

ドイツ製のオーバードライブで中域と高域をコントロールでき、歪みもそこそこ出るのでバッキング・ソロどちらにも対応できます。メインの歪みとして使っているようです。キダさんの存在感のあるギターサウンドの鍵になっているのかもしれませんね。

BOSS / SD-1

BOSSのオーバードライブです。メインの歪みの後にクランチ気味でボリュームを上げてブースターとして使用しているそうです。ギタリストであるキダさんのお父さんが持っていたものをそのまま使うようになったんだとか。ちなみに2016年頃から新モデルのSD-1Wを使うようになっています。

Electro-Harmonix / Memory Toy

長年多くの人に愛用されてきたエレクトロハーモニクスのDeluxe Memory Manを引き継いだコンパクトサイズのアナログディレイです。ノブはコンパクトなnanoサイズに収まっていますが、コーラス機能も使えます。

BOSS / DD-5

BOSSのデジタル・ディレイです。BOSS初かつ世界初のコンパクトエフェクターサイズのデジタルディレイであるDD-2からアップデートを重ね、現在はDD-8が最新機種として発売されています。
キダさんのDD-5は元々アナログディレイを使っていたのがたまたま手に入り使い始めたそうです。それを今でも使っているということは相当愛着がありそうですね。広がりを持たせたいときや、場面展開したいときに使うことが多いようです。たしかにTricotはディレイを使った響きのあるサウンドが多いイメージです。私も2015年にリリースされた「ポークジンジャー」という曲をコピーしたくてキダさんと同じDD-5を購入した経験があります。

BOSS / RC-20XL

ループ・ステーションと呼ばれるもので、リアルタイムに演奏を録音して再生できるエフェクターです。これによりその場で弾いたフレーズをループさせたり、音を重ねたりすることができます。2019年にリリースされた「BUTTER」や、一番最新のアルバムの代表曲「真っ白」でも使用されています。もちろんタイミングがかなり重要になってくるので非常に難しい機材なのですが、ライブ本番でもよく使われています。本当に器用な人です。

その他

Providence / PEC-2(スイッチャー)


Providence / Provolt9(パワーサプライ)

2020年3月時点

キダさんが3月18日にツイートした楽曲制作中の動画内にペダルボードが映っていました。やっぱり2014年時点と比べるとだいぶ変わっているようです。確認できた範囲ですが以下変更点です。

DURHAM ELECTRONICS / Mucho Boosto

勝手にブースターだと思っていましたがオーバードライブでした。しかしGainとLevelの調節次第でクリーンブースターとしても使えるようです。BOSSのSD-1Wが見当たらなかったので代わりにブースターとして使っているのではないかと思います。

VEMURAM / Galea

高品質なことで知られる日本製のオーバードライブです。クランチからミディアムゲインのドライブまで調節可能で、様々なアンプと相性が良いです。ブースターとしても使えるようですが恐らく歪みとして使っているのではないかと思われます。ちなみにJewel Driveも健在でした。

LINE 6 / M9

LINE6のマルチエフェクターです。100種類以上のエフェクトから最大3つ同時に使用でき、ルーパー機能も搭載されています。BOSSのRC-20XLが見当たらなかったので、ループするときはこちらを使っているものと思われます。

その他

スイッチャーがFREE THE TONE / ARC-53Mに変わっていました、

まとめ

以上tricotのキダさんの紹介でした。tricotメンバーは仲が良く、最近は更新されていませんがYouTubeの公式チャンネルでtricotMOVIEというコント交じりの動画などもあげています。(個人的にはキダさんが一番面白い)全力でふざけて全力で音楽をやっている姿にいつのまにか惹きこまれてしまう超魅力的なバンドです!

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