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祝2021年!年の初めのBOSS特集!

メーカー紹介

親愛なるエフェクターフリークの皆様、新年あけましておめでとうございます!
編集長でございます。
今年もエフェクタープレス並びに編集長をどうぞよろしくお願いいたします。

新年一発目の更新になる今回、何をネタに書こうかと考えておりまして、ここはひとつ原点に帰るべきであろう、という結論にいたり、今回は皆さんおなじみ「祝2021年!年の初めのBOSS特集!」とすることにいたしました!
BOSSといえば皆さんおなじみのエフェクターブランドですが、意外にその歴史などは知らない方も多いのではないでしょうか。
今回は、BOSSのことを知ってるあなたも知らないあなたも楽しめるBOSS特集をお送りいたします!

BOSSの歴史

まずはBOSSの歴史から。BOSSは1973年、大阪で創業されたメグ電子株式会社を前身とする会社で、ローランドのグループ会社としてスタートしました。1973年といえば編集長の生まれ年と同じ。なんだか運命のようなものを感じますね。
その後ローランドのブランドとして、1976年に記念すべき第1号機「CE-1 コーラス・アンサンブル」を発売します。

引用:ローランド株式会社


CE-1はRolandのギターアンプ「Jazz Chorus」のコーラス部分のみを抜き出したエフェクターということで、またエフェクタープレスでもおなじみ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズに復帰したジョン・フルシアンテの愛用エフェクターの一つでもあります。中古でも見かけますが、なかなか程度の良いものを見かけることは少なく高価なフェクターですね。
コーラスの他にヴィブラートの機能もあり、それぞれをブレンド出来る当時としては画期的な機種だったのではないでしょうか。
ちなみにCE-1クローンとして「Retro Sonic Chorus Stereo Edition」というエフェクターも発売されているので、機になる方はチェックしてみてください。

その後1977年にはコンパクトエフェクター三羽烏と呼ばれる(?)OD-1/SP-1/PH-1の3機種を発売します。
この時からすでに現在お馴染みのボスエフェクターの特徴である四角い筐体の形は完成されています。
ちなみにこの3機種は後に40周年記念セットとして販売されたりもしていましたね。

引用:ローランド株式会社


その後も次々に新機種を発売し、多くの定番機種を生み出していきます。マイナーバージョンアップしただけでほとんど仕様の変わらないものもありますが、発売当初から何も変わらない永遠の定番商品も多くありますね。
初めて買ったエフェクターがBOSSのエフェクターで、購入当時のまま使い続けている、という方も多いのではないでしょうか。
編集長も実は一番最初に購入した「DS-2 TURBO Distorsion」を現在も所有して使い続けています。
その後もBOSSのエフェクターは進化を続け、2013年には独自のデジタルテクノロジー「MDP」を採用したコンパクトエフェクター「Xシリーズ」、2014年には歴史的名器を現在の技術でビルドアップした「BOSS“技 WAZA CRAFT”通称=技シリーズ」を発売。最近も例の銀色のやつが発表されたのは記憶に新しいところです。

BOSSエフェクターの特徴

BOSSエフェクターの特徴はなんと言ってもその形でしょう。ひと目見ただけでBOSS製と分かる定番のユーザーインターフェース。なんとなく顔にも見えてくる愛らしいデザイン。そしてそのカラフルさは、遊び心に溢れています。
BOSSのエフェクターを愛するあまりエフェクターボードをすべてBOSSのエフェクターで揃えている猛者も。すべて同じ大きさ、形であることとBOSSのエフェクターだけでそれだけ多彩なラインナップがされているという証拠でしょう。
某ギターマガジンでも似たような特集がありましたが、BOSSだけでボードを組んでみる、なんていうのも面白そうです。

そしてもう一つの特徴はその頑強さ。四角いアルミ・ダイキャストボディは踏まれることを前提としているので、いくら踏んでも乱暴に扱ってもなかなか壊れることがありません。先のDS-2も外観は塗装が剥げてボロボロですが、今のところ壊れる気配はありません。

BOSSおすすめエフェクター

BOSSは日本を代表するエフェクターブランドですので、名器と言われるエフェクターも数多くありますが、そもそも手に入れることが困難なエフェクターも多く、ここで紹介しても紹介するだけになってしまうので今回は省きます。
今回は現在手に入るエフェクターで、これはおすすめできる!という機種をご紹介します!

SD-1 SUPER Over Drive

まずは永遠の定番「SD-1 SUPER Over Drive」です。当然ながら編集長も所有しています。
1981年にリリースされて現在30周年。仕様も何もかも発売当時のまま。まさにエフェクター界のアンモナイトと言っても過言ではないでしょう。
クリーンに近いクランチから定番オーバードライブとしてのほか、ブースターとして使用するのもおすすめです。

BD-2 Blues Driver

次にご紹介するのは「BD-1 Blues Driver」。こちらも永遠の定番で、アーティストにも多くの愛用者がいることでも有名ですね。
「Blues Driver」という名前からなんとなく用途が限られそうなイメージがありますが、クリーンブーストから激しいオーバードライブまで様々な音作りが可能です。こちらは後に「“技 WAZA CRAFT”」シリーズも発売されています。

DS-2 TURBO Distortion

続いてはこちらもド定番ですね。「DS-2 TURBO Distortion」です。こちらもアーティストにも愛用者が多い名機です。
TURBO ⅠとTURBO ⅠIのふたつのモードを搭載していますが、基本DISTを最大にしてブリブリに歪ませて使用するのが編集長のおすすめです(笑)非常にキメが細かいディストーションサウンドが得られるのが気持ちよく演奏できます。

CE-5 Chorus Ensemble

歪み系が3機種続いたので4機種目は空間系「CE-5 Chorus Ensemble」です。
掛かり具合が分かりやすく、様々な音作りが可能ですので、初心者に是非おすすめしたいエフェクターです。
さらにこちら、名前からも分かるように先にご紹介した歴史的名機「CE-1」から名前を受け継いだ後継機種となり、そのマイルドな音色まで再現することが可能とのことです。

DD-8 Digital Delay

最後にご紹介するのはディレイペダルの「DD-8 Digital Delay」です。
こちらはBOSSコンパクト・ディレイ・ペダル史上最もワイドレンジで多機能なディレイ・ペダルということで、ディレイタイムの調整やコントロールオプションなど、スペック面でかなり優れた機種になります。
ディレイモードは11種類。デジタル・ディレイやビンテージ・エコー、シマー、モジュレーション、ルーパーまで搭載しています。
個人的にはアナログディレイに惹かれてしまうのですが、一度使ってみるとその便利さから抜け出せなくなりそうです。

まとめ

「祝2021年!年の初めのBOSS特集!」いかがでしたでしょうか。
お年玉で何のエフェクターを買おうか迷っている学生諸君、是非今回の特集を参考にエフェクターを選んでみてください。
またおおきいおともだちの皆様は、是非BOSSエフェクターだけでエフェクターボードを組んでみるという贅沢な遊びに挑戦してみてください(笑)
いずれにしても、今年も良いエフェクターライフを送れることをお祈りしております!
それでは皆様、良いエフェクターを!!!!

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